水性顔料インクを専用フィルムにプリントし、熱プレスをかけて転写させる方法で、従来よりも鮮やかで滑らかな質感のフルカラー表現が可能になりました。ホワイトインクを使用することで、フルカラー・単色のデザインどちらもより発色の良さが際立ちます。
対象アイテム:Tシャツ等のアパレル商品、ポーチ・バッグ系商品 等
1mm以下のデザインや複雑な模様はご注意
1mm以下の幅のオブジェクト(線や文字含む)は白の下地が表出してしまうか、あるいは転写自体が正しく行われずにプリントが欠けてしまう恐れがあります。また1mm以下の隙間は、つぶれや擦れ、白の下地の表出が生じる可能性があります。
プリントしたくない背景画像は丁寧に除去を
画像編集ソフトで自動選択ツールで背景画像を選択して除去する場合、背景の選択が充分ではなく背景画像データが残ってしまうことがあります。 また綺麗に除去したつもりでもアンチエイリアスがかかっていて半透明部分が残ることがあります。
僅かでも濃度が0%ではないデータ(ほぼ透明だったとしても)があると、白の下地がついてしまい、仕上がりがご希望通りではない結果になる可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。
ぼかし効果やグラデーション、半透明表現は不可
半透明色を指定している箇所や透過処理によるぼかしやグラデーション表現をされている箇所は白下地が表出してしまうか、あるいは転写自体が正しく行われずにデザインが欠けてしまう恐れがあります。
また、辺や線が垂直または水平ではない画像で、辺や線にアンチエイリアスがかかっている場合も、当該アンチエイリアス箇所に白下地処理が行なわれ、その白下地がフチのように表出することがあります。
不要なデータは必ず削除を
ご入稿データに(本当はプリントしたくない)データが残っていた場合でも、当該データの要不要を判断できないため、ご入稿データのままプリントしてしまいますので、不要なデータは必ず削除してください。
例えばデザイン作成時にデザイン確認のためにブラックの背景をつけていて、そのままブラックのボディに入稿されると、その背景色のついたデータのままプリントしてしまいます。
色の表現について
デザインデータの色について、PCやスマホのモニターでは色域の広いRGBで表現しますが、実際のプリントは色域の狭いCMYKで表現します。そのため、RGB色域の鮮やかな色はCMYKでの近似色に置換されることになります。 またRGBで作る色は光の掛け合わせですがCMYKで作る色は実際のインクの掛け合わせになりますので、ご希望の色よりも発色度合や色彩度・明暗度等が異なってプリントされることがあります。また生地の種類によっても仕上がりカラーに差異が生じます。